日本中がこの聖地・甲子園球場での熱戦に注視する
野球の母国アメリカでは こんな全国大会はない
アメリカでの高校野球は まだ育成期間のようなもの・・
甲子園大会のこともほとんど知っている人はない
日本文化を象徴する『KOUKOUYAKYU』
日本固有の野球文化に惹かれる外国人もいる
「あの興奮 壮大さ 伝統 そして何よりもこの大会を通してスポーツと社会が一体となって 日本特有の文化を作り出しているところだね」
2003年にニューヨーク・タイムズ紙のケン・ベルソン記者が記した『A Shrine to Baseball as a Martial Art(“武道野球”の聖地)』
技術よりも精神性を重んじ 野球の練習(修練と呼ぶべきか)を武道にすら例えている宗教的で甲子園は選ばれし者たちの巡礼ですらある とベルソン記者は書いている
外国人がもし甲子園が好きなのだとすれば、彼らはその長年変わることなく育まれてきた深い伝統に惹かれているから・・
アメリカは歴史が浅い
いつも新しいものを追い求め 古いものを破棄していく
合理的 ルールを容易に変更する
この大会は、来る年も来る年も形を変えることがない
春の選抜で準優勝を果たした 済美高校(愛媛)の安楽智大投手の安楽投手が
772球もの投球数を記録したことは日本でも社会問題となった
アメリカでは考えられないことだろう
(安楽投手以前にも松坂大輔投手や斎藤佑樹投手など1大会で彼以上の球数を放った選手はいた)
騒がれなかったのはSNSがなかったからだろう
米国のスポーツ専門ケーブル局がわざわざ安楽投手の取材に愛媛を訪れる事態に・・
安楽投手の件が 甲子園に多少は知識を深めたか・・
これからもこの伝統的スポーツ 『甲子園大会』は変わらないだろう
日本独自のスポーツ文化・・海外の関心もあまり変わらない気がする・・
来春の選抜高校野球の ”21世紀枠” 候補9校が決まったらしい
その中から3校選ばれる・・いつまでやるのだ?
選抜は秋の大会を参考に選抜される
負けたチームも選ばれれば参加できる
強かったチームであることには違いないが・・
夏のように 予選から『負けたら終わり』という緊張感は伝わってこない
頂点に立ったチームは予選から1回も負けなかったということ・・すご~い!
やはり夏の甲子園大会は特別なものがある
40年前 そこを目指して頑張った自分が 少し誇らしい・・・