日刊ゲンダイに気になる記事が・・
阪神と日ハム 過去10年成績“雲泥の差”の理由
以下抜粋
去年の春先 阪神対日本ハム戦 ネット裏にいた日本ハムのフロント数人が 今成亮太(26)が外野で守備練習をしている姿を見て笑った
なのに阪神はリードに問題があると「捕手失格」の烙印を押し
昨オフに今成と同タイプで打撃のいい捕手の日高剛(37)をFAで獲得。
今成の打撃を生かすため 外野でという阪神の一貫性のなさにクビをひねったのだ
日ハムは「ドラフトと育成」がチームづくりの根幹
「3年に1回は優勝する。それがチームの考え方」
一方の阪神は日ハムと違って 常に勝つことが求められ、毎年のように大金をかけて選手を外部から補強する
置かれた状況や環境は異なるが 過去10年の成績を見ると優勝4回の日ハムに対し阪神は1回。
■阪神2位指名の北條を日ハムは指名せず
両球団の差が最も顕著なのはチームづくりに明確なビジョンがあるかどうかだ。
日ハムは一昨年のドラフトで光星学院高(現・八戸学院光星高=青森)の主砲、北條史也(20)を1位候補にした
ポイントは足と肩。足は合格点。
三遊間の深い位置に飛んだ打球の処理をチェックするため、担当者はわざわざ海外まで行った。その結果は「ノー」。いったん「ノー」と判断した選手は、たとえ2位以下まで残っていても指名しない。阪神はその北條を2位指名
日ハムはそうやってその年、最も実力があると判断した選手は障害があっても指名する。メジャー挑戦を公言していた大谷(20)はもちろん、巨人と相思相愛といわれた長野(29)も菅野(24)も取りにいった。
そこへいくと阪神のドラフトは競合を避けようとする傾向がある。
藤岡(ロッテ)や菅野(巨人)を避けて伊藤隼太(25)を指名した11年のドラフトが典型だ。
育成面で顕著なのは冒頭の今成の例。日ハムは鶴岡(33=現ソフトバンク)、大野(27)に続いてルーキーの近藤(21)がモノになりそうだった。当時3番手だった今成がいれば、近藤の出番は減る。近藤を育てるために、あえて今成は放出した。トレードを単なる戦力補強でなく、若手育成や新陳代謝の手段としても使う。
一方の阪神はトレードを手薄なポジションを補う手段としか考えない。定見なく次から次へと補強するから、生え抜きの若手は出場機会のないままファームで埋もれる。
■対照的な両チームのGM
フロントの実態は180度異なる。日ハムはドラフトと育成を2本柱にフロントが戦力を整え、それでやってくれる人を監督に据える。
梨田氏は「ここのフロントはオレが使いたがる選手を出すのか……」とボヤいたという話もある。指導者経験のない栗山監督の抜擢も、フロントの戦略を忠実に進めてくれる人材と判断したからだ。
阪神もチームづくりはフロント主導。フロントが御しやすい人を監督を・・しかし、阪神のフロントには、日ハムのような具体的なビジョンも能力もない。補強は今成をはじめ いかにも場当たり的。中村勝広GM(65)は完全なお飾り。中村GMの就任は、フロント中枢部への風よけ、つまり結果が出なかったときのスケープゴートともいわれている。
以上
数年前 某東京の人気球団も同じように 金で実力選手を集め チーム作りをしていたときが・・今もその体質はそう変わっていないと思うが 確実に生え抜きの若手が育っている
そこが阪神に感じられないのがさみしい・・・
日本ハムの冷たくてドライとも言える 方針には好き嫌いがあるだろうが 勝つためにビジョンをもって球団がチーム作りをしていることは確か!
阪神はよく『あまり優勝すると選手の年棒が高くなるので そこそこの成績と商売になる人気さえあればいい』・・・なんてことを聞く
商売じゃなく野球で プレーで夢を与えてほしいものだ
人気と商売は間違いなく ついてくる
阪神に求めるもの・・生え抜き選手を育てろ・・・ってこと
今の阪神で活躍している生え抜き選手は 鳥谷・関本ぐらいか・・
大和や上本・伊藤などしっかり育ててほしい
鳴尾浜球場は見学するファンで一杯 阪神ファンもここから1軍で活躍する選手が出てくることを楽しみにしているはず
なんとしても生え抜きの4番バッターを育ててほしい
私が広島やソフトバンクが好きなのはそこ・・
ドラフトで取ってきた選手を スター選手に育て上げてや!
スカウトの能力も問われるなあ・・・